メンズ除毛クリームはやめたほうがいい?肌荒れ・失敗を防ぐ注意点

「メンズ除毛クリームはやめたほうがいい」という声を見かけると、買う前から手が止まります。検索すると、肌荒れやヒリつき、顔やVIOへの使用といった話がずらりと並びます。

ただ、こうした声は除毛クリームそのものを全否定するものではありません。多くは、使える部位を読まずに塗ったり、肌が荒れている日に使ったりと、避けられたはずの失敗から来ています。

腕や脚をまとめて処理したい人には扱いやすく、顔やヒゲを整えたい人には向きません。毛量・処理したい部位・肌の状態・どんな仕上がりを求めるかで、合うかどうかは変わります。合わないなら、カミソリやトリマー、メンズ脱毛も含めて選び直せばいいだけです。

メンズ除毛クリームを使う前に注意点が気になっている男性のイメージ
手軽に使えるアイテムですが、肌質や塗る部位によって向き不向きが分かれます。
目次

メンズ除毛クリームが「やめたほうがいい」と言われる理由

「やめたほうがいい」と言われる背景には、肌トラブルから仕上がり、契約面までいくつかの理由が混ざっています。一つずつ見ると、自分に当てはまるのはどれかが分かれてきます。

肌に合わないと赤みやヒリつきが出る

除毛クリームは、毛をやわらかくして溶かすように処理します。刃で肌を削らないぶんカミソリ負けとは無縁に思えますが、薬剤が肌に触れる以上、人によっては赤み・かゆみ・ヒリつきが出ます。

消費者庁も、除毛剤は化学的な働きで毛を取り除くもので、人によっては皮膚に炎症が出ることがあると注意を呼びかけています。詳しくは消費者庁の除毛剤に関する注意喚起でも読めます。

とくに乾燥が強い日や日焼け後は、普段は平気な人でも刺激を感じやすくなります。肌に違和感がある状態では塗らないのが、失敗を避ける入り口です。

実際に赤みやヒリつきが出たときどう動くかは、除毛クリームで赤みやヒリつきが出たときの対処法が参考になります。

顔やヒゲには基本的に使えない

ヒゲを除毛クリームで片づけたい人は多いものの、体用のクリームを顔に塗るのは避けたい部分です。厚生労働省の通知では、顔や、傷・湿疹・ただれなど炎症のある部位には使わないよう示されています。内容は厚生労働省の除毛剤に関する通知で読めます。

ヒゲは毛が太く、顔の皮膚は薄くて敏感です。顔用とはっきり書かれていない除毛クリームを、ヒゲや顔に使わない。これは守っておきたい線引きです。

VIOは商品ごとに使える範囲が違う

VIOまわりに使えるかどうかは、商品の表示しだいです。「VIO対応」「デリケートゾーン対応」とあっても、Vラインだけを想定していたり、粘膜付近への使用を避けるよう書かれていたりします。

対応の有無だけで決めず、Vライン・Iライン・Oラインのどこまで塗れるのかまで読んでおくと、塗ってから後悔せずに済みます。判断の細かい点は、メンズ除毛クリームをVIOへ使うときの注意点で触れています。

永久脱毛ではなく、毛も残りやすい

除毛クリームが処理するのは、肌の表面に出ている毛です。毛根には働かないので、しばらくすればまた生えてきます。永久脱毛のように毛量そのものを減らす力はありません。

さらに、毛が太い、塗る量が足りない、毛をクリームで覆いきれていないと、流したあとに毛が残ります。一度でツルッと仕上がるとは限らない点も、不満につながりやすいところです。残ってしまう原因は、除毛クリームで毛が残る原因を読んでみてください。

通販では契約条件にも目を通す

通販で買う場合は、肌だけでなく契約面の落とし穴もあります。初回が安くても、2回目以降は通常価格だったり、数回の継続が条件だったりします。消費者庁も、通販で除毛剤を買うときは1回限りか定期か、解約方法まで読むよう促しています。安さだけで申し込まないようにしておきましょう。

除毛クリームを使わないほうがいい人

同じ商品でも、肌の状態や目的によっては使わないほうがいい人がいます。次のどれかに当てはまる日は、処理を見送る判断もありです。

  • 赤み・湿疹・傷・強い乾燥が肌にある
  • 強く日焼けした直後
  • 以前に除毛剤で強い刺激が出たことがある
  • 顔やヒゲを処理したい
  • VIOの粘膜付近まで処理したい
  • 永久脱毛のような効果を求めている
  • 放置時間や再使用の間隔を守れない

敏感肌だから必ず使えない、という話ではありません。低刺激をうたう商品でも合わない人はいますが、肌が落ち着いた日に狭い範囲から試せば、問題なく使える人もいます。逆に、荒れている日や日焼け直後は、いつもは平気な人でも刺激が出やすくなります。

顔・ヒゲ・VIOの粘膜付近のように、そもそも塗る場所として想定されていない部位を整えたい人は、別の方法を選んだほうが早く片づきます。永久脱毛を期待している人も、除毛クリームでは目的に届きません。

メンズ除毛クリームをやめたほうがいい人の特徴をまとめた図解
肌の状態や処理したい部位、求める仕上がりによっては、別の方法のほうが合うこともあります。

失敗につながりやすい6つの使い方

失敗の多くは、商品より使い方から生まれます。とくに「早く・きれいに」を優先したときに起きやすいものを、6つ挙げます。どれも、なぜつまずくのかが分かれば避けられます。

メンズ除毛クリームで失敗しやすい原因を整理した図解
毛が残った、ヒリついたといった失敗の多くは、商品よりも使い方から生まれます。

①使える部位を読まずに塗る

パッケージの使用可能部位を読まないまま塗ると、顔や粘膜の近くなど、本来避けるべき場所に使ってしまいます。薄い皮膚ほど薬剤の刺激を受けやすく、赤みやヒリつきが出ます。腕・脚・胸・脇に使える商品でも、顔・ヒゲ・VIOまで対象とは限りません。塗る前に、使える部位と使えない部位の両方へ目を通しておけば、この取り違えは防げます。

②使用前テストを飛ばす

面倒だからとテストを飛ばすと、肌に合うか分からないまま広い範囲へ塗ることになります。合わなかったとき、赤みやかゆみが一気に広がります。消費者庁も、まず少量で試してから使うよう促しています。目立たない場所に少しだけ塗り、時間をおいて赤み・かゆみ・ヒリつきが出ないかを見てから本番に進みます。

③肌が荒れている日や日焼け後に使う

赤み・湿疹・傷・強い乾燥がある日や日焼けの直後に使うと、もともと弱っている肌へさらに刺激が重なります。ヒリつきが長引いたり、跡が残ったりすることもあります。厚労省の注意表示でも、炎症のある部位への使用は避けるよう示されています。肌が落ち着くまで数日待つほうが、結局は早く片づきます。すね毛のように広い範囲を処理する前の段取りは、すね毛に除毛クリームを使う前の準備と使い方が参考になります。

④取れないからと放置時間を延ばす

毛が残るのが気になって、書かれた時間より長く置く人がいます。置くほど取れる、というものではなく、肌に薬剤が触れる時間が増えるだけです。乾燥やヒリつきにつながります。商品に書かれた上限時間に達したら、毛が残っていても洗い流す。残った毛は、次回に塗り方を見直すほうが肌に優しいやり方です。

⑤残った毛へ同じ日に重ね塗りする

取りきれなかった毛に、同じ日のうちにもう一度塗るのは避けたいところです。処理直後の肌は敏感になっていて、続けて薬剤を乗せると刺激が強く出ます。毛が残っても、その日は流して終わりにする。重ね塗りより、次回に塗る量や毛の長さを調整するほうが安全です。

⑥「VIO対応」の言葉だけで範囲を決める

「VIO対応」と書いてあるからと、Iラインの奥や粘膜のきわまで塗ると、想定外の場所へ薬剤が流れて刺激が出ます。見えにくい場所ほど、塗ったつもりのないところまで広がります。対応の表記を見たら、そのうえで「どこまで使えるか」が書かれているかを読みます。粘膜のきわは、対応商品でも避けておくと無難です。

この6つの裏返しが、そのまま肌に優しい使い方になります。

  • 塗る前に、使える部位と使えない部位を読む
  • 初めての商品は目立たない場所でテストする
  • 上限時間に達したら、毛が残っていても流す
  • 肌が荒れている日や日焼け後は使わない

塗る量や放置時間、流し方の基本から押さえたい人は、メンズ除毛クリームの基本的な使い方を先に読んでおくと、初回で迷いにくくなります。

毛が残った後にやらないほうがいいこと

うまく取れなかったときほど、その場で挽回したくなります。ただ、処理直後の肌へ無理をさせると、ムダ毛より肌トラブルのほうが長引きます。やらないほうがいい行動を、はっきりさせておきます。

  • 同じ日に二度塗りしない
  • 残った毛を爪やタオルで強くこすり落とさない
  • 流した直後にカミソリを当てない
  • 赤みやヒリつきが残る間は次の処理をしない
  • 清涼感や香りの強いローションをすぐ塗らない

強くこすって毛を落とすと、肌の表面まで一緒に削れて赤みが出ます。残った毛は無理に取らず、次回へ回します。除毛した直後にカミソリを重ねるのも避けたい行動です。薬剤で表面がゆるんだ肌に刃を当てると、ヒリつきや小さな切り傷につながります。きれいに仕上げたいなら、肌が落ち着いた別の日に剃ります。

保湿は役立ちますが、選ぶものに注意します。メントールの清涼感や強い香りのローションは、処理後の肌にしみることがあります。塗るなら低刺激のものを薄くのせる程度にしておきます。

赤み・痛み・腫れ・ただれが強い、あるいは数日たっても引かないときは、自己判断で薬を重ねず、皮膚科で相談してください。使った商品のパッケージや塗った部位、放置時間を伝えられると、話が早く進みます。

除毛クリームが合う人と、別の方法が合う人

ムダ毛の処理は除毛クリームだけではありません。カミソリ、電気シェーバー、ボディトリマー、家庭用脱毛器、メンズ脱毛と、それぞれできることが違います。仕上がりや処理の頻度で見比べると、自分に近いものが見えてきます。

除毛クリームとカミソリと電動シェーバーとメンズ脱毛の違いをまとめた比較図解
ムダ毛ケアには複数の方法があり、仕上がりや処理の頻度、続けやすさがそれぞれ違います。
方法仕上がり・できること毛を残せるか続け方の目安
除毛クリーム表面の毛を溶かしてツルッと残しにくい数日ごとに塗り直す
カミソリ剃って短く。刃が肌に触れる長さ調整は苦手こまめに剃る
電気シェーバー肌に刃が直接当たりにくい短く残せるこまめに整える
ボディトリマー長さを残して自然に薄く残せるこまめに整える
家庭用脱毛器続けて毛量を減らしていく期間をかけ頻度が減る
メンズ脱毛長期的に毛量を減らす通って回数を重ねる

ツルッとした見た目をすぐ作りたいなら、除毛クリームは扱いやすく、腕や脚など広い範囲をまとめて処理できます。反対に、毛を消しきらず自然に薄くしたいならボディトリマーが向きます。長さを残せるので、いかにも処理した感じになりません。

刃が肌に触れるのが苦手なら、電気シェーバーは直接当たりにくく、細かい部分の調整に使えます。カミソリは安く手軽な反面、肌を削りやすいので乾燥や負けに気をつけたいところです。手間そのものを減らしたいなら家庭用脱毛器、長い目で毛量を減らしたいならメンズ脱毛と、目的が「今の見た目」か「これからの毛量」かで分かれます。

購入前に見るべきポイント

買う前に読んでおくと後悔しにくいのは、大きく3つです。使える部位、使ううえでの注意、そして通販なら契約の条件です。

使える部位を読む

最初に読むのは、どこに使える商品かという点です。腕・脚・胸・脇に対応していても、顔やヒゲ、VIOまで使えるとは限りません。VIOを考えているなら、対応範囲がVラインまでなのか、IラインやOラインも含むのかまで読みます。粘膜のきわに使えるかどうかは別問題で、書かれていない場所には塗らないのが基本です。

使ううえでの注意を読む

次に、使用前テスト・放置時間・再使用の間隔がどう書かれているかへ目を通します。テストのやり方が分かりやすいか、上限時間がはっきりしているかは、肌トラブルを避けるうえで効いてきます。傷・湿疹・日焼けのある部位を避ける旨が書かれているかも見ておきます。「低刺激」「敏感肌向け」の表示だけで決めず、テストと使用後の保湿までセットで考えます。

通販なら契約条件を読む

通販で買うなら、価格表示の下まで読みます。飛ばすと、肌ではなく契約で後悔します。初回が大きく割り引かれている商品ほど、総額と回数の縛りを先につかんでおくほうが落ち着いて選べます。

  • 1回限りか、定期購入か
  • 2回目以降の価格
  • 最低継続回数(回数縛り)の有無
  • 解約の方法と連絡先
  • 商品が届くサイクル

メンズ除毛クリームのやめどきでよくある質問

使う前に迷いやすい疑問へ、まとめて答えます。

メンズ除毛クリームは本当にやめたほうがいいですか?

全員がやめるべき、という話ではありません。顔やヒゲ、炎症のある部位への使用や、テストを飛ばす・上限時間を超えて置くといった使い方が避けたいところです。腕や脚を手早く処理したい人なら、部位と時間を守れば使えます。

肌が弱い男性でも使えますか?

絶対に使えないとは言い切れません。低刺激の商品を、肌が落ち着いた日に目立たない場所で試し、赤みやかゆみが出ないかを見てから判断します。荒れている日や日焼け直後は見送ってください。

毛が残ったら同じ日にもう一度使えますか?

同じ日の二度塗りは避けてください。処理直後の肌は敏感で、続けて薬剤を乗せると刺激が強く出ます。残った毛は次回に回し、塗る量や毛の長さを見直すほうが安全です。

VIO対応ならIラインやOラインにも使えますか?

商品しだいです。「VIO対応」でもVラインだけを想定したものがあり、IラインやOラインの可否は別に書かれています。粘膜のきわは対応商品でも避けるのが無難で、表示にない場所には塗らないでください。

ヒゲや顔に使えますか?

顔やヒゲ用と明記された商品でなければ避けてください。厚生労働省の表示でも、顔への使用は示されていません。ヒゲは顔用シェーバーやメンズ脱毛のほうが目的に合います。

除毛クリームの後にカミソリを使えますか?

除毛した直後にカミソリを重ねるのはやめておきましょう。薬剤で表面がゆるんだ肌に刃を当てると、ヒリつきや切り傷が出やすくなります。剃るなら、肌が落ち着いた別の日にします。

除毛クリームとボディトリマーはどちらが自然に仕上がりますか?

自然に薄くしたいならボディトリマーのほうが向きます。長さを残せるので、処理した感じが出にくいです。除毛クリームは表面の毛をまとめて取るぶん、ツルッとした仕上がりになります。

「やめたほうがいい」かは自分の肌と目的で決まる

メンズ除毛クリームは、それ自体が一律に危険なわけではありません。腕や脚をまとめて処理したい人には扱いやすく、部位と放置時間を守れば使えます。引っかかるのはたいてい、使える場所を読まなかったり、肌が荒れた日に使ったりといった部分です。

自分に合うムダ毛ケア方法を考えている男性のイメージ
除毛クリームが合う人もいれば、トリマーや脱毛のほうが目的に近い人もいます。

一方で、顔やヒゲ、VIOの粘膜付近を整えたい人や、永久脱毛のような効果を求める人には向きません。毛が残っても同じ日に重ね塗りはせず、赤みが引かないときは皮膚科で相談してください。

自然に毛を残して薄くしたいならボディトリマー、手間そのものを減らしたいなら家庭用脱毛器、長い目で毛量を減らしたいならメンズ脱毛と、目的しだいで近い方法は変わります。毛量・部位・肌の状態・求める仕上がりで決めれば、「やめたほうがいい」と一括りにしなくても、自分に必要かどうかは見えてきます。

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